本書は社会や時代の大局を説くものではない。むしろ、周囲を見渡せばいくらも目に入るような、ささやかな人の営みの意味や成り立ちを解説する。本書の魅力は、そのまま民俗学の魅力である。トイレでスリッパを履くのは何故(なぜ)なのか、ママチャリ ...
あんなに知性的なピアニストだったグールドだが、最も大事にしているのは「本当にいきいきやっていたか」だった。そのことはもっともっと自分に問うてもいい。必要なのは迷うこと、自己解体、そして自己の再構築だ。それは私自身が本に求めているものでもある。私たちは ...
全国の書店員が「いちばん!売りたい本」を選ぶ2024年本屋大賞の候補作10点が決まりました。大賞の発表は4月9日です。「好書好日」に掲載された作品の紹介記事やインタビューとともに紹介します。(作品名の50音順) ...